http://www.nikkansports.com/ns/horseracing/p-hr-tp0-060103-0002.html

藤沢和師にとって、05年は屈辱の年だった。10年間譲らなかったJRAリーディングの座を瀬戸口厩舎に明け渡した。重賞勝ちも、わずかに3勝。G1のタイトルを手にできなかったのは00年以来のこと。

 「去年は惨敗だった。48勝じゃあダメ。目標はもちろん世界だけど、まずは日本一を取り返さないと。今年はやり直します」。

 年頭にリーディング奪回をはっきりと宣言してみせた。日ごろは数字や目標を明確に掲げない男が、珍しく意思表示をしたのには訳がある。厩舎をけん引してきたゼンノロブロイが、引退レースの有馬記念で8着惨敗。悔しい敗戦が、思いをより強いものにした。

 「あれだけ応援してもらっているのに…。自分が情けなくなった。関東、関西と狭いことを言っていても仕方ないけど、関東が1つしかG1を勝てなかったのは、うちの厩舎とノリ(横山典)の責任。新聞に『A級戦犯』と書いてもらっていい。東西でこれだけの差があったら面白いはずがない。浦和レッズやロッテだってサポーターの応援を意気に感じて、どん底から強くなったんだ」。

 ここ数年、劣勢の関東勢の中で孤軍奮闘してきた。昨年の結果を見る限り、この流れはまだまだ続く。藤沢和師は気持ちを固めた。頂点を奪還するため、今まで以上に自己主張をする。

 「今年のジョッキーは横山典と北村宏。外国人はクラシックでよほど人手が足りなくならない限り呼ばない。主戦は横山。今までは他の厩舎に遠慮してきた点もあったけど、そうは言っていられない。彼もうちに乗ってもらうのが、G1へ一番のチャンスになる」。

[日刊スポ]
関東勢が毎年弱いので、ここを筆頭にもうちっと頑張ってオクレ!!

コメント