東急電鉄・相模鉄道・JR東日本三社と国・県・横浜市が新横浜駅経由で東急東横線と相鉄線を相互乗り入れさせる方向で最終調整に入った。先行するJRと相鉄の乗り入れ計画で相鉄線西谷駅〜JR羽沢貨物駅間が整備予定となっているが、さらに羽沢から新横浜方向に路線整備し、東横線日吉駅につなぐ方針。運輸政策審議会で「整備すべき路線」と位置付けられている「神奈川東部方面線」の新たな事業化案として、この営業ルートを2006年春にも国土交通省に申請する。2015年度をめどに開通を目指すもようだ。
 開通すれば、相鉄線利用者は横浜駅で乗り換えずに東海道新幹線が発着する新横浜駅を利用でき、渋谷など都心にも直行できる。2012年度には池袋・新宿と東横線とを結ぶ地下鉄13号線も開通する。東横線利用者も菊名駅での乗り換えなしに新横浜駅に直行できるなど、県内アクセスが大幅に向上し、新横浜周辺のまちづくりにも弾みがつきそうだ。
 関係者の話を総合すると、新たな東部方面線は「相鉄・JR」と「相鉄・東急」の二つの相互乗り入れを組み合わせて実現するスキーム。西谷駅から日吉駅まで全体事業費は約二千五百億円前後を見込む。都市部の鉄道整備を支援するために国が2005年度に創設した「都市鉄道利便増進事業費補助制度」が適用される見通しという。
 相鉄・JRの乗り入れでは、相鉄線西谷駅(保土ケ谷区)とJR東海道貨物線羽沢貨物駅(神奈川区)の間約2キロをトンネルで結ぶ。羽沢からは臨海部を経由するJR東海道貨物線の路線を使い、湘南新宿ラインで新宿・渋谷に向かう。2010年度の運行を目指している。
 一方、今回、新たに浮上した相鉄・東急の乗り入れでは、羽沢貨物駅から新横浜駅(港北区)方向に延伸し、日吉駅(同)までの計約10キロを整備。事業者間の調整次第だが、相鉄線から東横線に乗り入れた車両は特急に切り替わって運行されるもようだ。
 全線開通すると、例えば二俣川〜新横浜間が最短で約10分(現行の横浜駅経由で約35分)と大幅短縮。新横浜〜渋谷間も乗り換えなし(約20分)で結ばれるなど、利便性も高まる見通しだ。

http://www.kanalog.jp/news/local/entry_17012.html
[神奈川新聞]

相鉄から新横浜へのルートは魅力!
でもまだ10年近く先かぁ。
便利な世の中へ・・・

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